『坊がつる賛歌』(昭和53年(1978)発売)
作詞:神尾 明正・松本 征夫、作曲:竹山 仙史、歌:芹 洋子
坊がつる賛歌の原曲は、広島高等師範学校山岳部の「山男の歌」が元になっているという。
坊がつる賛歌の1番に、「人みな花に 酔うときも 残雪恋し 山に入り 涙を流す 山男 雪解の水に 春を知る」の歌詞があり、全く同じフレーズが山男の歌の2番に登場する。
では広島高師の歌が何故九州の坊ガツルの歌として歌われたのかというと、広島高師をでて大分の高校教師となった者が、生徒に「山男の歌」を教え、その生徒が級数大学の山岳部に入り、坊ガツルの山小屋で「山男の歌」をベースにして作ったのが「坊がつる賛歌」なのである。
「坊がつる賛歌」は昭和53年(1978)NHKのm「みんなのうた」で芹洋子が歌い、一躍全国に知られることとなり、芹洋子はその年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たしている。
歌に歌われた「坊ガツル」は、九重連山の中心部、三俣山(みまたやま)、平治岳(ひいじだけ)、大船山の火山群に囲まれた標高1,230mにある九州で最も高い盆地・湿原で、「ノハナショウブ」や「サワギキョウ」などの高山植物が生息する。
坊ガツル湿原は低層湿原から高層湿原への移行段階の中間湿原で、地下水と雨水の両方の影響を受ける。
(低層湿原とは、栄養豊富な地下水で意地される湿原で、高層湿原は、貧栄養な雨水のみで意地される湿原)
地下水で維持される栄養豊富な「低層湿原」と、雨水のみで維持される貧栄養な「高層湿原」
古くから、九重連山への登山者の宿営地として知られ、ここの山小屋で「坊がつる賛歌」が生れた。
ちなみに「新聞からご当地ソングが聴こえてくる」の大分のご当地そんぐは、
『なごり雪』(昭和51年(1976)発売)
作詞:伊勢 正三、作曲:伊勢 正三、歌:イルカ である。


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