熊本(肥後:ひご)から豊肥(ほうひ)本線に乗って大分(豊後:ぶんご)へと向かう。
随分昔、高松から船に乗って別府に着いたのが初めての大分である。
随分昔のことで、高知から土讃線で高松に行き、高松港から関西汽船の修学旅行専用船で、瀬戸内海を西に、次の日の朝9時に別府港に着いた。
修学旅行で九州に行った時のことである。
大分から宮崎へ、都城を経由して鹿児島へ・・・
鹿児島から汽車で熊本へと行き、天草、島原、雲仙をめぐり佐世保へ・・・
長崎から再び熊本に戻り、阿蘇をこえて別府に、再び船に乗り高松へ・・・
九州にはこの時初めて足を踏み入れている。
「草枕 旅行く我を 桜島 煙流るる 阿蘇の山かな」と詠んだ日記が残っていた。
高松から乗ったのは関西汽船の阪神~高松~別府を結ぶ修学旅行専用船で、それまであった別府航路に、昭和39年(1964)修学旅行専用船として就航し、最盛期には年間25万人を運んだという。
平成の初め(1990年初め)まで、高松から多くの学生を運んだのである。
現在は高松から別府(九州)に行く船はなく、愛媛の八幡浜港から出るフェリーに乗るのが一般的である。
関西汽船も今はなく、遠い昔の想い出である。


コメント