小豆島の中央部にあり、湯船山の標高150~250mにかけて800枚の大小の棚田を「中山千枚田」と呼ぶ。
湯船山かわ湧き出る湯船の水を水源に、急峻な山腹に沿うようにして大小800枚の棚田が連なっている。
この棚田は、南北朝時代の「湯舟山縁起」にみられることから、南北朝時代に開墾が始まり江戸時代中期にかけて、傾斜地に石を積み上げて作られたものと伝わる。
平成11年(1999)に「日本の棚田百選」に指定されている。
また映画「八日目の蝉」のロケ地にもなり、平成23年(2011)からは「虫送り」の行事が復活をしている。
この行事は、田のあぜ道を火手(ほて)と呼ばれる竹の松明を手にかざしながら歩き、害虫駆除と豊作を願う行事である。
湯船の水は、湯船山山腹にある小豆島霊場44番札所「湯船山蓮華寺」の境内西端の岩の下から湧く水である。
この水は「湯船の水」と称され、中山地区の簡易水道や中山千枚田をも潤している。
雨の少ない瀬戸内の島で水の量が変わることなく注がれており、日本名水百選にも選ばれている。


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