「高田」からいよいよ「万葉まほろば線」に入る。

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「万葉まほろば線」は愛称で正式にはJR西日本の「桜井線」で、大和高田市の「高田」から奈良市の「奈良」までの14駅、29.4Kmの路線である。
この路線もまた近鉄電車(大阪線、橿原線、天理線)と競合しており、利便性の面で近鉄に差を付けられている。
反面そのことで、この路線がローカル線の雰囲気を醸し出しており、沿線の大和三山(畝傍山、香久山、耳成山)や山の辺の道などの万葉集に関わる地を走ることで、「万葉まほろば線」の愛称で呼ばれる。

まほろばとは、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の日本の古語で、古事記の中で、倭健命(やまとたけるのみこと)が詠んだといわれる、
「倭(やまと)は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠(やまこも)れる 倭しうるはし」の歌が知られている。

「万葉まほろば線(桜井線)」に乗って万葉の世界を感じながら、奈良までの旅を楽しもう。