萌黄の館から東に、トーマス坂を横切り2分ほど歩くと、天神坂に・・・
パラスティン邸
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明治末にロシアの貿易商、パラスティン氏の邸宅として建てられたもので、現在は喫茶店として営業されているようである。

さらに東に1分で・・・
パナマ館(神戸トリックアート不思議な領事館)
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明治後期に、ヒルトン氏の自宅として建てられた木造二階建てで、戦後はパナマ領事館として使用されていた。
現在は、体験型のアミューズメントスポットとして、ヨーロッパでだまし絵として生まれたトリックアートを展示し、大人から子供までが楽しめる、見て、触って、写真を撮って遊べるトリックアート館となっている。

さらに東に1分で・・・
ラインの館
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この建物の建築主は1857年、フランス生まれのJ.R.ドレウェル夫人で、明治4年(1871)に来日し、明治15年(1882)にドレウェル氏と再婚し、建物が建てられたのは、夫人が58才の大正4年(1915)で、大正9年(1920)に亡くなるまでこの家で暮らしている。
その語ドイツ人のオバライン氏が住んでいたが、昭和53年(1978)に神戸市が購入して、案内センターとして一般公開をしている。
 その際に愛称を公募し、ドイツのライン川と、壁面の下見板の美しい直線美にちなんで「ラインの館」と名付けられた。
北野異人館で唯一の無料私設となっている。
建物は、木造2階建下見板張りオイルペンキ塗り、寄棟造、桟瓦葺で、開放されたベランダ、ベイ・ウィンドー(出窓や張出し窓)、軒蛇腹(軒下に設けられた帯状の装飾)、よろい戸など、明治時代の異人館の様式がうかがえる建物となっている。