うろこの家から、オランダ坂を1分ほど下るとオーストリア館があり、この一画にデンマーク館、オランダ館が並んでいる。
ウイーン・オーストリアの家
平成4年(1992)、オーストリア大使館とオーストリア通商代表部の後援で、オーストリアの文化や歴史に触れられるミュージアムとして開館される。
円筒形の建物に、宮廷文化がしのばれる衣装や結婚式の様子、女帝マリア・テレジアの肖像画などが展示され、18~19世紀の貴族文化の様子が再現されている。
デンマーク館
デンマークのバイキングミュージアムやアンデルセンミュージアムの協力を受け、平成4年(1992)に、旧W.プリンス邸跡に、デンマークの歴史や文化を紹介するテーマ館として開館する。
1階には、2分の1サイズのバイキング船の模型(長さ6m、高さ6m)を展示し、歴史に名をはせたバイキング息吹を、2階には、童話作家アンデルセンの書斎を再現し、愛用品などが展示され、おとぎの国のファンタジックを感じていただく。
デンマーク製のグッズなどが販売されているコーナーも併設されている。
香りの家オランダ館
オランダ王国総領事邸として使用され、その後、ロシア革命をきっかけに来日したI.Sヴォルヒン氏が住んでいたものを、昭和62年(1987)に、「香りの家オランダ館」として一般公開された。
大正中期に建てられた、2階建、寄棟造りの木造建築で、前庭には花の国オランダにちなみチューリップや四季折々の花々が植えられている。



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