『神戸で逢えたら』(昭和55年(1980)発売)
作詞:三浦 徳子、作曲:鈴木 邦彦、歌:桜田 淳子
桜田淳子の32枚目のシングル曲で「秋の淳子は港の香り」のキャッチコピーでリリースされた。
新神戸・布引の滝・北野道
神戸「三ノ宮」から歩き始めようかと思ったが、坂道を登るのもと、東海道新幹線の「新神戸」の裏にある「布引の滝」を訪ねてから、坂道を下る方向で異人館を訪ねることにした。
三ノ宮から神戸市営地下鉄で「新神戸」まで乗る。
「新神戸」は山陽新幹線の総ての列車が停車する駅なのだが、2面2線式の小さな駅で、神戸市街地北端の六甲山の山裾にあり、JRの在来線とは接続していない。
新幹線が神戸市街地を通すことが出来ず、六甲山の山裾をトンネルで通し、六甲トンネルと神戸トンネルの間に駅を作ったことによる。
ホームの両端からは両トンネルの出入口を見ることができ、東海道・山陽新幹線のなかで、総ての列車が停車する駅では、最も小さい駅となっている。
雌 滝
布引の滝は、新神戸駅の山側を流れる生田川の中流(布引渓流)にかかる滝で、那智の滝(和歌山県)、華厳の滝(栃木県)とともに、日本三大神滝と呼ばれ、古来より和歌等に詠まれてきた名瀑である。
布引の滝は上流から、雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓ケ滝(つつみがだき)、雌滝(めんたき)の4つの滝からなり、それぞれに異なる趣がある。
滝の流れる様子が、白い布を垂らしたかのように美しく見えることから名づけられたと言われている。
最も近い雌滝までは、新神戸駅から北へ徒歩5分、雄滝には15分ほどで到着する。
雌滝は高さ19mの美しい2段の滝で、優美で上品な風情を楽しむことができる。
鼓ケ滝
鼓ケ滝は遊歩道の側にあり滝見台には鼓滝と刻まれた岩もあるのだが、滝は樹木が枯れた時期にその隙間からしか見えない滝で、高さは8mである。
夫婦滝
二つに別れて流れるのが高さ9mの夫婦滝で、まるで寄り添う夫婦のような様子で流れ落ちている。
雄 滝
夫婦滝のすぐ上にあり雄滝の滝壺から、夫婦滝が流れ落ちている。
高さ43mから流れ落ちる壮大かつ神秘的な景色を醸し出している。
『この滝は大地のどんなしくみでできたのでしょうか。
川の流れが増水時に運ぶ石が川底を削る働き(掃流)もありますが、六甲山の上昇による影響も考えてみましょう。
この滝の両側の山をみると、山はここから急に高くなっているのがわかります。
これは滝の上流側の山が下流側にくらべて大きく上昇したためです。
生田川がそのさかい目にかかってできたのがこの雄滝です。』
出典:【六甲山の隆起と雄滝】より
新神戸から北野通りを西に北野の異人館に足を踏み入れることにしよう。






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