難波橋の中央から中之島に降りると、東端に「中之島公園」があり、その西側には「バラ園」がある。
バラ園には310品種、3,700株のバラが、初夏と秋にはよく整備された花壇に美しい花を咲かせる。
バラ園は堂島川と土佐堀川に面する外周が高くなっている。(凹形の地形となっている)
これには、
①ビル風を防ぐ/②大雨の洪水を防ぐ/③バラの香を閉じ込める
という理由があるという、
京阪電車中之島線「なにわ橋」の1番出口を出ると、すぐにあるのが「大阪市立東洋陶磁美術館」。
ここは、高麗・朝鮮時代の朝鮮陶磁や中国磁器を中心に、国宝2件、重要文化財13件を含む6千点を収蔵・展示している美術館である。
ここに収蔵されている陶磁器の主なものは、明治37年(1904)に創業された総合商社・安宅産業の創業者の長男で会長や相談役社賓を務めた安宅英一の主導で、利益の社会還元と社員教養の向上を目的として、美術品の収集を会社事業の一環として行うことを決め、速水御舟の日本画や東洋陶磁の収集が行われ、後に「安宅コレクション」と呼ばれるようになる。
しかし安宅産業は、第一次オイルショックで巨額の損失を出し、昭和52年(1977)に、伊藤忠商事に吸収合併されることになる。
安宅産業が破綻したことにより、速水御舟の作品は、昭和51年(1976)に東京渋谷の日本画専門の美術館である山種美術館に譲渡され、東洋陶磁器については、散逸を恐れ、住友銀行主導で住友グループが大阪市に152億円を寄付し、大阪市が買い取ることとなり、それを収蔵する美術館を建設し、昭和57年(1982)に「大阪市立東洋陶磁美術館」として開館するのである。


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