『中の島ブルース』(昭和48年(1973)発売)
作詞:須田 かつひろ、作曲:吉田 佐、歌:秋庭豊とアローナイツ
「水の都にすてた恋 泣いて別れた淀屋橋 ほろり落とした幸せを あなたと二人拾う街 ああここは大阪 中の島ブルースよ」と北は札幌の中の島、南は長崎の中島川、そして大阪の中之島と二人の別れを切々と歌い上げる。

01中之島mid
中之島は堂島川と土佐堀川とに挟まれた、東西に3Km、幅は最大で300mの中州である。
大阪冬の陣の後の元和元年(1615)に、淀屋常安により開発される。
京から流れる淀川の本流で、中之島の西端で安治川と木津川が分岐することもあり、江戸時代は諸藩の蔵屋敷が並び、全国の物資が集まる「天下の台所」としての中枢を担っていた。
明治になり、藩の蔵屋敷は払下げられ大阪の商業やブジネスの中心として、明治から大正にかけて建てられた、日本銀行大阪支店や中之島図書館、中之島公会堂などがあり、東端には中之島公園やバラ園があって東部が発展をしてきた。
西側にもリーガロイヤルホテルなどがあったのだが、平成20年(2008)に京阪電車の中之島線が開通したこともあって、複合施設の「ほたるまち」や大阪市立電気科学館、大阪中之島美術館などが出来、活気づいている。

02中之島線mid
平成20年(2008)年10月19日に総工費1,500億円を掛け、2003年から丸5年を経て、京阪中之島線が開通した。
京阪本線の天満橋駅かわ分れ、大川をくぐり「なにわ橋駅」そして中之島の地下を「大江橋駅」「渡辺橋駅」と続き、終点「中之島駅」へと至る、全長2.9Kmの地下路線である。
この路線の開通で、京都の出町柳から中之島へと直通の電車が走ることになり、
「いってらっしゃい。」水都、中之島へ。
のキャッチフレーズで、京都から中之島へと快速急行が走る。
あわせて、
同じ時に、「お待ちしてますぇ。」京都、新駅名で。
と京都の3っつの駅名が変わる。
五条が「清水五条」と、四条が「祇園四条」と、丸太町が「神宮丸太町」とより観光客に分かり易い名前に変更された。
そしてまた、この新線の開通に併せたかのように、大川の支流に架かる大江橋と淀屋橋が国の重要文化財に指定されたのである。

03北浜mid
中之島に行くには色々の道筋があるのだが、今回は京阪電車の北浜駅すぐに架かる難波橋から中之島へと降りてみようと思う。
難波橋の畔にあるのが、京阪電車の「北浜」駅で、昭和38年(1963)に、京阪本線が天満橋から淀屋橋に延伸された時に、途中の駅として開業をする。
北浜は島式ホーム1面2線の駅で、地下2階に線路を有し、地下1階が改札口となっていて、終点の淀屋橋とは地下道でつながっている。
難波橋(ライオン橋)の南詰にあり、土佐堀通を挟んで大阪取引所が前に見え、五代友厚の銅像が建っている。