ご当地そんぐが思い浮かばない時には、水森かおりさんに登場してもらおう。
ご当地そんぐは、
『伊勢めぐり』(平成25年(2013)発売)
作詞:田久保 真晃、作曲:弦 哲也、歌:水森 かおり
三重で今までに行った所をだどってみよう。
「赤目四十八滝」(三重県名張市)
近鉄電車で、難波から大和八木を経由して「赤目口」下車、三重交通バスで赤目滝(10分)
01不動滝mid
会社に入ってすぐ、レクリエーションで行った。
赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)は、名張市を流れる宇陀川支流の滝川渓谷の約4㎞にわたって点在する階段状の滝の総称を言い、峠を挟んで香落谷(かおちだに)につながっている。
落差は大きくないが滝つぼが大きいことが特徴である。
古くから山岳信仰の地で、役小角(えんのおづぬ)の修行の場で、修行中に赤い目の牛に会ったことから「赤目」の名が付いたと言われる。
渓谷はハイキングコースとなっており、オオサンショウウオの生息地としても知られている。
赤目四十八滝のうち、
不動滝(ふどうだき:落差15m)
不動明王にちなんで名付けられた滝で、「滝参り」はこの滝への参拝を言う。
千手滝(せんじゅだき:落差15m)
千手のように落水するところから、また千手観音に因むとも言われる。
布曳滝(ぬのびきだき:落差30m)
30mのの高さから布を掛けたように落ちることから。
荷担滝(にないだき:落差8m)
大岩を挟んで流れが分かれる様子が、荷物を振り分けて担っているように見えるから。
琵琶滝(びわだき:落差15m)
滝と滝つぼを合わせた形状が楽器の琵琶に似ていることから。
この五つを「赤目五瀑(あかめ ごばく)」と呼んでいる。

「鈴鹿サーキット」(三重県鈴鹿市)
近鉄電車で、難波から大和八木~津を経由して「白子」下車、三重交通バスで鈴鹿サーキット(20分)
02鈴鹿サーキットmid
ここもまた会社に入ってすぐの時に、上司にくっついて行っている。
鈴鹿サーキットは、昭和37年(1962)に本田技研工業(ホンダ)によって建設された、全長5,870mの日本最長の本格的な国際サーキットである。
F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)などの開催で知られ、モータースポーツファンの聖地でもあるとともに、レースのない時には、東コース2.3kmをゴーカートで走れるなど、遊園地、ホテル、レストラン等が揃うアミューズメントパークとなっている。

「伊賀上野」(三重県伊賀市)
JR関西本線で、奈良~木津~加茂を経由して「伊賀上野」下車。伊賀鉄道で「上野市」
近鉄電車で、難波から弾と八木を経由して「伊賀神戸」下車。伊賀鉄道で「上野市」
ちなみに、伊賀鉄道はJRの「伊賀上野」ときんてつの「伊賀神戸」を結ぶ鉄道である。
伊賀上野に行ったのも随分と昔になる。2家族で行ったのだが、車で行ったのか電車だったのか、とおい記憶のかなたである。
伊賀で思い浮かぶのが、伊賀上野城、松尾芭蕉の生誕地、忍者の里などだが、今思い出すのは、お城の広場で遊んだという、うっすらとした記憶だけである。
03上野城mid
伊賀上野城は、天正13年(1585)に豊臣秀吉の命を受けた筒井定次が平楽寺のあった台地に城を築いた殊に始まる。
関ケ原の戦いで筒井定次は東軍の徳川家康方につき本領安堵され、伊賀上野藩の初代藩主となるが、いまだ大坂城は健在であり、それと対峙するために伊賀上野城を強固にする必要に迫られ、慶長13年(1585)筒井定次を改易し、伊予宇和島藩から築城の名手といわれる藤堂高虎を伊賀に入城させるのである。
慶長16年(1611)に本丸を拡張し、高さ30mの髙石垣をめぐらすなどしたが、慶長20年(1615)大坂夏の陣で豊臣家が滅びると築城が中止され、本丸・二の丸は未完で天守閣は建設されないまま江戸時代を過ごした。
伊賀上野は藤堂藩が国替えされることなく、明治維新を向えるのである。
現在の天守は、昭和10年(1935)に、木造三層の大天守と二層の小天守からなる複合式天守として再建されている。
城の一帯は上野公園として整備され、松尾芭蕉を祀る俳聖殿や芭蕉翁記念館、伊賀流忍者博物館などがある。

「志摩スペイン村」(三重県志摩市)
難波から布施~河内国分~大和高田を通り「大和八木」(京都からはここで乗り換え、直通電車もある)経由で、伊勢中川~伊勢市~鳥羽、「鵜方」下車。
鵜方から三重交通バスで「志摩スペイン村」(13分)
04スペイン村mid
志摩スペイン村に行ったのは、冬の北海道に駐在していた時の正月休みに、どこか寒くない所に行こうとなり、車で和歌山の海岸線を走り南紀で一泊をし、さらに海岸線を三重まで足をのばし、志摩スペイン村に行った。
志摩スペイン村は、近畿日本鉄道(近鉄)が開発、運営する施設で、平成6年(1994)開業のテーマパーク「パルケエスパーニャ」と「ホテル志摩スペイン村」、平成13年(2001)開業の天然温泉「ひまわりの湯」からなる複合リゾート施設である。

ちなみに「新聞からご当地ソングが聴こえてくる」の三重のご当地そんぐは、
『兄弟船』(昭和57年(1982)発売)
作詞:星野 哲郎、作曲:船村 徹、歌:鳥羽 一郎 である。