『十国峠の白い花』(昭和36年(1961)発売)
作詞:石本 美由起、作曲:宮田 東峰、歌:島倉 千代子
「旅の乙女の悲しい恋に/スカイラインの観光バスに/伊豆の旅路も日暮れの中に・・・夢よさよなら十国峠」と歌われる。
さて静岡では、ここしか行ったことがないという熱海に話を戻そう。
熱海には2回行っている。
最初は随分と昔のことで、遠い記憶の外になってしまったが、そんな記憶の中、十国峠のケーブルカーの乗車券が残っていた。
熱海には行っているのだが、どんな事で行ったのか全く記憶にない。
ましてケーブルカーに乗って十国峠に行ったことも、そこからの景色も全く浮かんでこないのだが、十国峠に足を踏み入れたことだけが事実として残っている。
十国峠(じゅっこくとうげ)は、「伊豆」「駿河」「遠江」「甲斐」「信濃」「武蔵」「上総」「下総」「安房」「相模」の十国と、「大島」「新島」「神津島」「三宅島」「利島」の五島を見渡せることからその名が付いたといい、北に富士山、西に駿河湾、東に相模湾という壮大な景色を見たはずなのだが・・・
十国峠ケーブルカーは、標高666mの十国峠の山麓にある「十国峠レスハウス」にある「十国登り口」駅から「十国峠」駅までを3分で結ぶ、長さ316m、高低差101mの鋼索鉄道である。
十国峠から富士山がよく見えるとの情報も多く、その展望は素晴らしいとのことなのだが、いかんせん、その記憶が遠い遠い昔の忘却のかなたである。
ちなみに令和4年(2022)に駅名が「十国登り口」が「十国峠山麓」に、「十国峠」が「十国峠山頂」に、「十国峠レストハウス」が「森の駅 箱根十国峠」と改称されている。
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