神奈川といえば横浜や横須賀など海の見える町が思い起されるのだが、神奈川には海側に行ったという記憶がないのだが、思い浮かぶ「ご当地そんぐ」は、横浜や横須賀を歌った歌ばかりである。
ご当地そんぐは、
『ブルーライト・ヨコハマ』(昭和43年(1968)発売)
作詞:橋本 淳、作曲:筒美 京平、歌:いしだ あゆみ
『横須賀ストーリー』(昭和51年(1976)発売)
作詞:阿木 燿子、作曲:宇崎 竜童、歌:山口 百恵
『ふりむけばヨコハマ』(平成元年(1989)発売)
作詞:たきの えいじ、作曲:猪又 公章、歌:マルシア
ずいぶん昔に、東京の代々木で何日か泊まったことがあり、その帰る前日に東京の親類から「迎えに行くから遊びにこないか」と連絡があり、翌日に代々木まで迎えに来てくれて、「代々木」から山手線で「渋谷」まで出て、渋谷から東急電鉄東横線で「元住吉」まで乗り、そこからバスで「北加瀬」の一つ手前のバス停で降りた。その日は夢見ケ崎公園に行った、と書いたものが見つかった。
何時とも書いてないので、いつの頃か判らないのだが、その時は、そこが神奈川県川崎市にある町だとは知るよしもなく、今、思い出そうとしても、どんな所だったのか全くその景色が浮かんでこないのである。
これが神奈川に行った最初の時である。
『伊勢佐木町ブルース』(昭和43年(1968)発売)
作詞:川内 康範、作曲:鈴木 庸一、歌:青江 三奈
それから数十年たった頃だったろうか、横浜で朝早い用があったので、前日の夕方から東海道新幹線に乗り、新横浜からJR横浜線に乗り換え「菊名」で一泊したことがあった。
ここも今はどんな風になっているのか、思い出すよすがもないのだが、これが2回目の神奈川である。
伊勢佐木町ブルースの歌碑がJR関内の北口から徒歩12分の、伊勢佐木モールに建っている。歌碑の横には、
『「伊勢佐木町」の名は、故青江三奈(平成12年7月2日没)さん歌唱の「伊勢佐木町ブルース」によって、全国の人々に知られることになりました。
当組合では、青江さんに深く感謝し、記念として、この地に歌碑を建立いたしました。
伊勢佐木町ブルース歌碑は「楽器の王様」といわれるグランドピアノをモチーフとし、ピアノ部分は「さくら石」、台座部分は「黒みかげ石」を使用sて制作しております。
青銅製のレリーフは彫刻家熊谷友児氏制作によるものであり、黄銅板に刻まれた楽譜は「伊勢佐木町ブルース」の作曲者・鈴木庸一氏がこの歌碑のために書いてくださった直筆のものです。
黄銅板の「伊勢佐木町ブルース」の題名と「青江三奈」の名は青江三奈さんのご主人である、作曲家・花礼二氏に書いていただきました。
台座部分にスピーカーを内臓し、スイッチを押すと「伊勢佐木町ブルース」が約1分間流れます。(10:00~20:00)
裏面には、二十世紀に親しまれた横浜にちなんだ歌からアンケートで選ばれた五十曲の曲名が刻まれており、さらに二十一世紀に生れてくる歌の中から後世に残したい曲名を刻み加えて、末永く親しまれる「歌碑」にしていきたいと考えています。』
出典:【伊勢佐木町ブルース歌碑】より
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