そして、『会津磐梯山』(福島県民謡)
東北自動車道から郡山JCTで磐越自動車道に入り、猪苗代磐梯高原ICで磐越自動車道を降り、桧原湖のある裏磐梯を目指して峠越えをし、山あいを抜けてバスは走って行く。
猪苗代湖の側を通ったようだが、猪苗代湖は見えなかった。
猪苗代湖は、日本で4番目に大きいい円形の湖である。(ちなみに、1位は琵琶湖、2位は霞ヶ浦、3位はサロマ湖)
東西南北景色が異なり、北西はやわらかで、名倉山、翁島、コニーデ(円錐)型の磐梯山があり、南は屏風岩、青松浜など水がきれいで、東岸は断層崖で鋸のような壁がおもしろい。
水は酸性で魚類は殆どいなく、面積が大きいことと、風の強いことから湖全面が凍ることはない。
その昔、仕事で郡山に行った時に、猪苗代湖を見ながら車で通ったような記憶が蘇ってき、確かな記憶ではないのだが、これが最初に福島を訪ねた時であった。
猪苗代磐梯高原ICから、山道を25分ほど走ると、檜原湖にある「裏磐梯レイクリゾート・五色の森」に到着する。
バスは磐梯山の山麓を表から裏磐梯に峠越えをした為に、磐梯山の全容を見ることが出来なかった。
「会津磐梯山は宝の山よ」と歌われる磐梯山は、猪苗代湖のま北にあり、磐越西線からは美しい裾野が印象残る。
綺麗な三角の頂きが見えることから、会津富士、会津根とも呼ばれる。
磐梯という名の通り,
磐梯山を中心として、南の猪苗代湖のある地域を「猪苗代・磐梯」と呼び、磐梯山の峠を越えて北に回る地域を「裏磐梯」と呼ぶようで、表磐梯からは山体は整った形をしているように見え、裏磐梯からは一変して山体崩壊跡の荒々しい姿を見せる。
火口は沼の平で、赤埴(あかはに)、櫛ガ峰、大磐梯に囲まれ、これに小磐梯があったのだが、明治21年(1888)の爆発で吹っ飛び無くなってしまった。
裏磐梯の中心にあるのが檜原湖。
桧原湖は、明治21年(1888)磐梯山の噴火による山の崩落で、川が堰き止められて出来た南北に細長い湖である。
この噴火で桧原宿が水没し桧原湖が出来、南北18Km、東西1Kmで最深31m、周囲37Kmの裏磐梯最大の湖である。
湖岸は複雑に入り組んでおり、南半分には無数の小島があり風景がすばらしい。
会津磐梯山は「会津磐梯山は宝の山よ 笹に黄金がなりさがる」と始まり、突然「おはら庄助さん 何で身上つぶした 朝寝・朝酒・朝湯が大好きで それで身上つびした」と歌われるのだが、会津磐梯山とおはら庄助さんが身上をつぶしたのと、どんな関係があるのだろうかとおもうのだが、この民謡が福島を代表する民謡なのである。



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