そして『釧路の夜』(昭和43年(1968)発売)
作詞:作曲:宇佐 英雄、歌:美川憲一
途中(場所は分からなかったが、まだ日は暮れていなかった)、道路のすぐ近くにいた「北キツネ」を見ることが出来た。
札幌から235号線の静内~様似~えりもを通り、黄金道路(道路を造るのに金が掛かり過ぎてこう呼ばれる)を通る頃には、日はすっかり暮れて夜のとばりが降りていた。
浦幌を過ぎて小休止、車を止めて夜空を仰ぎ見ると、空一面は満天の星空、子供のころに田舎で見た星いっぱいの空と同じで、子供の時以来の素晴らしい夜空を堪能した。
音別~白糠を過ぎ釧路に就いた時は夜の8時を越えていた。
ちょうど新入社員の歓迎会をするというので、招待してもらいそこで食べた「ぼたんえび」の何と美味しかったことか、さらに人のを貰ってまで食べさせてもらった。
帰りは日勝峠を越えて帰ってきたのだが、ここから見た十勝平野の眺めも素晴らしいものであった。
これが始めての釧路行きであった。
釧路にはもう一度、行っている。
この時に、仕事を終え釧路の駅まで戻る時に、「風のつめたい釧路川・・・」「雪は降る降るヌサマイ橋よ・・・」と『釧路の夜』に歌われる「幣舞橋」を見たいと、タクシーに少し遠回りをしてもらって釧路川に架かる幣舞橋を通ってもらった。
札幌の豊平川に架かる「豊平橋」と、旭川の石狩川に架かる「旭橋」と「幣舞橋」とが北海道の三大名橋といわれ、この歌を聴くと、釧路の釧路川に架かる「幣舞橋」が懐かしく思い出されるのである。
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