近鉄「桃山」で電車を降り、撞木町の遊郭跡から、師団街道を北に歩くと伏見税務署が見えてくると、そのすぐ横に欣浄寺の案内が見え、ここを右に入ると「欣浄寺(ごんじょうじ)」である。ここは小野小町に思いを寄せた、深草少将の屋敷があった所でもある。欣浄寺の駒札によ ...
2024年02月
深草少将と小野小町に因む「百夜通い」
隋心院には小野小町に因むものとして、「小町化粧井戸」と「小町文塚」が残っている。北門を入ると「小町化粧井戸」の石碑が建つ。今は水が湧いている様子もなく、ここで化粧の水を汲んだとも思えないような井戸跡が残っているのだが、この辺りが小町の屋敷跡と言われ、その ...
深草少将の百夜通いに因む「はねず踊り」
「はねず踊り」は三月の最終日曜日に、小野小町に恋をし小野の小町のもとに通い続けた「百夜通い」をテーマにしたもので、梅の咲く頃に、はねず色の小袖を着た少女たちが踊る行事である。(はねずとは梅花の薄紅色のことで、隨心院に咲く梅の花の色に因む。)曼荼羅寺・隋心 ...
東寺で1年最初の縁日は「初弘法」
京の町では寺社の境内で、縁日や市が開かれている。なかでも、毎月21日に東寺で開かれるのが「弘法さん」で、12月21日の縁日を「終い弘法」、1月21日の縁日を「初弘法」という。弘法大師(空海)の月命日である21日に、東寺の境内で開かれるのが「弘法さん」と呼 ...
下鴨神社で足付神事とも呼ばれる「御手洗祭」
賀茂川と高野川との合流点の南に賀茂大橋が架かり、その上流には賀茂川に葵橋、高野川に河合橋が架かっている。葵橋を渡り100mほどで、下鴨神社の一の鳥居があり、参道を進むと楼門となり、入ると舞殿、その左に神服殿、右に細殿・橋殿がある。中門があり、その内に幣殿 ...