西国三十三所巡りの十六番札所で、京都を訪れた人は必ず清水寺に詣でるといっても差支えないほどよく知られた寺である。清水寺は平安京以前からこの地にあったといわれ、宝亀9年(778)大和国高市郡の子嶋寺(南観音寺)の僧・延鎮が、お告げにより霊泉を求め、音羽山中 ...
2023年07月
茶道との関わりが深く茶面と称される「大徳寺」
大徳寺は大燈国師によって、正中2年(1325)に創建された、京でも一二を競う禅宗の寺院である。一休禅師や沢庵和尚など、数多の名僧を生むと共に、豊臣秀吉が天下を取ると、その庇護の下に発展し、臣下の大名も境内に搭頭を建立している。また何と云っても茶の湯との関 ...
大沢池の観月の夕べで有名な「大覚寺」
JR嵯峨嵐山の北口から大覚寺を目指し北に、丸太町通でひとつ手前の道を曲がってしまい、まあ北に向かえば大覚寺には着くだろうと思って歩いたが………意外と道が分かりづらく、気が付くと北嵯峨高校の横に出てしまったが、そこは大沢の池であった。(と書くと大袈裟だが、 ...
天台宗三門跡の一つで不動明王二童子像がある「青蓮院」
青蓮院は、左京区大原にある「三千院」と東山七条の「妙法院」と共に、天台宗の三門跡の一つとして知られ、江戸時代の天明の大火(1788年)で御所が焼けた時に、後桜町上皇と光格天皇の仮御所となったことから、粟田御所とも呼ばれている。(後桜町上皇は、それ以降、現 ...
細殿前庭で烏相撲が行われる「上賀茂神社」
上賀茂神社は下鴨神社からさらに賀茂川を西北に約3Kmさかのぼった御園橋から、約100mで上賀茂神社の一の鳥居が見えてくる。一の鳥居、二の鳥居とくぐり、本殿の庭に入る前に、上賀茂神社といえば、よくこの景色で代表される、玉橋と楼門がある。上賀茂神社は、正式名 ...