京都御苑の西側、烏丸通に面した蛤御門から少し南にあるのが「護王神社」である。ここに和気清麻呂公の銅像が建っている。和気清麻呂は、奈良時代末期から平安初期にかけての公家で、備前国(現在の岡山県和気町)の出自で、恵美押勝(えみしのおしかつ)の乱での功績により ...
2023年02月
道元禅師幼少像(誕生寺)/京の銅像
桂川、西高瀬川、鴨川が合流する辺りの桂川に架かる久我橋を渡り西岸に歩くと、左側に瓦葺の屋根が見えてくるが、ここが誕生寺である。下鳥羽から桂川を渡った処は、旧久我村(こが)の地で村上源氏の嫡流久我家の所領地だったところであり、曹洞宗開祖の道元禅師の父、源通 ...
親鸞聖人童形像(日野誕生院)/京の銅像
JR六地蔵の駅から8系統の「日野誕生院」行きの京阪バスに乗り、終点で降りると親鸞聖人の生誕地である「日野誕生院」がある。ここには親鸞聖人が得度した時の童形像があり、その横には、得度式の時に詠んだという『明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは ...
本満寺/日蓮宗の八本山
寺町通の商店街が途切れる頃に「本満寺」が見えてくる。豊臣秀吉の「寺町」以前から、この地にある日蓮宗16本山の一つで、八本山でもある。本満寺は、室町時代の応永17年(1410)、関白・近衛道嗣の子、玉洞妙院日秀により新町今出川に、広布山本願満足寺として創建 ...
頂妙寺/日蓮宗の八本山
仁王門通が西の川端通にあたろうかという少し前に、この通りの名の由来となった「頂妙寺」がある。聞法山頂妙寺と称する、日蓮宗の本山である。応仁の乱が終わろうとする、文明5年(1473)に日祝によって創建されている。その後、たびたび移転を繰り返し、天文法華の乱 ...