烏丸鞍馬口の交差点から東に4分ほど歩くと、「閑臥庵(かんがあん)」がある。閑臥庵は、江戸時代前期には後水尾法皇の実弟である梶井常修院の宮の院邸であったが、王城鎮護の為に貴船の奥の院から鎮宅霊符神(ちんたくれいふじん)を歓請し、六代目の萬福寺管長千呆(せんがい ...
2022年09月
鈴虫寺(華厳寺)/京の通称寺
松尾大社から月読神社を訪ね、そこから鈴虫寺へと向う途中に、延朗上人ゆかりの地である、谷ケ堂の最福寺跡があり、さらに車の通れない小さい道を西南に歩くと、急に目の前が開け左に茶店があり、その前に長い階段があり、この階段を登ると鈴虫寺として有名な、華厳寺がある ...
千本釈迦堂(大報恩寺)/京の通称寺
上七軒でバスを降り、七本松通を北に歩くと「大報恩寺」がある。大報恩寺は山号を「瑞応山」と言い、真言宗智山派の寺院で、承久3年(1221)藤原秀衡の孫、義空上人が、猫間中納言光隆の家卒、岸高より寄進を受けたこの地に、小堂を建て一仏十弟子像を安置したのが当寺 ...
八坂庚申堂(金剛寺)/京の通称寺
東大路通の「東山安井」でバスを降り、八坂の塔へと続く八坂道を登ると、日本最初の庚申信仰となった『八坂庚申堂』がある。『八坂庚申堂は、大黒山金剛寺庚申堂と号し、大阪四天王寺の庚申堂、東京入谷の庚申堂(現存せず)と並び日本三庚申の一つで、御本尊青面金剛は飛鳥 ...
橋寺(放生院)/京の通称寺
宇治橋東詰から歩いて1分の所に、橋寺と呼ばれる「放生院」がある。橋寺(放生院)は推古12年(604)、宇治橋を架けた秦河勝が、聖徳太子の発願により建立したとされる。また境内にある宇治橋断碑によれば、大化2年(646)に元興寺の僧・道登により宇治橋が架けら ...