泉涌寺を出て5分ほど来迎院からさらに奥に歩き、下に水は流れていないが、赤い「鳥居橋」を渡ると泉涌寺の塔頭である「今熊野観音寺」がある。平安時代の天長年間(806~833)、弘法大師(空海)が熊野権現より観音尊像を授かり、嵯峨天皇の勅願により、開運厄除の寺 ...
2022年08月
那須の与一さん(即成院)/京の通称寺
泉涌寺道から歩くこと5分で、泉涌寺の総門となる。その横にあるのが、七福神の第一「福禄寿」となる、即成院がある。通称を、那須与市さんと言う。なぜ即成院が那須与市さんと呼ばれるかというと、この寺には那須与市の墓と伝えられる、石造宝塔があるからである。与市の墓 ...
血天井・宗達寺(養源院)/京の通称寺
三十三間堂の東に「養源院」がある。浅井三姉妹の長女である淀君(秀吉の側室、茶々)が、父・浅井長政を供養するために建てたものを、三女の江(ごう:徳川二代将軍・秀忠の正室)が再興したもので、こんなところにも、茶々・初・江の浅井三姉妹を偲ぶことが出来る。文禄3 ...
日限地蔵(安祥院)/京の通称寺
清水寺から、茶わん坂(清水新道)を通り五条坂に出ると、日限地蔵(ひぎりじぞう)の安祥院がある。安祥院は、木食正禅上人が享保10年(1725)に、南区久世の地から現在の地に移転し再興したとされる。五条坂に面した山門には、左に「梅田雲浜先生墓当院内」、右に「 ...
めやみ地蔵(仲源寺)/京の通称寺
祇園の四条通という賑やかな通りに、隠れるようにしてあるのが「仲源寺」。四条通を南座から東に100mほどの所、少し奥まった所にあり、本尊は一切の眼病に霊験あらたかであると言われ、通称「目疾(めやみ)地蔵」と呼ばれている。平安時代に仏師定朝が鴨川の畔に庵を結 ...