2022年06月

京都御苑の東側、寺町御門から寺町通を北に、荒神口通を東に歩くと、京七口のひとつ荒神口の由来となった、護浄院がある。通称を清荒神といい本尊の荒神さんは、「火の用心」「災難除け」の神として崇められている。社殿に掛る「清荒神」の扁額に京都の人は「荒神さん」と呼 ...

千本通今出川の交差点から西に50mほどの所に、湯たく山茶くれん寺の通称をもつ「浄土院」があり、門前には「豊公遺跡 湯たく山 茶くれん寺 浄土院」と刻まれた石碑が建っている。この寺は、般舟院の隠居所として創建されるのだが、茶くれん寺の通称でも知られている。この ...

堀川寺之内から寺之内通を東に、小川通寺之内下るに「鳴虎」と「撞かずの鐘」の「報恩寺」がある。寺の前に「鳴虎報恩寺」の石柱が建つが、「鳴虎」とは文亀元年(1501)に、後柏原天皇より下賜された虎の掛け軸のことで、宗から明の中国画家により描かれた、虎が谷川で ...

千本通上立売にあるのが「石像寺(しゃくぞうじ)」である。石像寺よりも「釘抜地蔵」の名で知られている寺である。境内は線香の煙が絶えず、中央に地蔵堂があり、その外壁に人生の苦を取り除いてくれた感謝の絵馬が奉納されている。石像寺は弘法大師の開基と伝えられ、地蔵 ...

千本通蘆山寺上るにあるのが「千本ゑんま堂」と通称され、京都では唯一セリフが付く「ゑんま堂狂言」が行われる寺である。正式には「光明山 歓喜院 引接寺(いんじょうじ)」という。引接寺は、嵯峨の「化野」、東山の「鳥辺野」と共に、京の三大葬送地のひとつ「蓮台野」へ ...

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