京都駅から市バスの、101・205・206系統に乗り「大徳寺前」で降り、歩いて7分ほどの所に「今宮神社」がある。今宮神社の建つ辺りは紫野と呼ばれ、平安京の大内裏から北、船岡山の北東に接する平らな地域の総称で、洛北七野の一つであった。七野は平安京の外であり ...
2022年05月
安井金毘羅宮の「縁切り・縁結びの碑」/京の雑学
四条通から花見小路に入り一力亭の前を通り、南に突き当たると建仁寺の北門となり、この前を左に折れると「安井金毘羅宮」となる。安井金毘羅宮は、38代天智天皇の治世に、藤原鎌足が観音堂を建立し一門の栄華を祈願したことに始まる。藤の花が植えられたことから「藤寺」 ...
「わらじや」と「甘春堂」/京の雑学
京阪電車の七条駅から、七条通を東に4分ほど歩くと、大和大路通となるのだが、その少し手前に二つの老舗がある。「うぞふすい わらじや」と「京菓匠 七條甘春堂」である。「うぞふすい」と書かれた看板が掛かる「わらじや」は、400年も続く老舗である。開業当時は、お ...
すぐき漬けと社家/京の雑学
すぐき漬けは、洛北・上賀茂の名産品で、その歴史は古い。すぐき漬けの材料は、すぐき菜というカブの一種で、根は0センチほどの長さで大根よりも短く、円錐形をしており、葉は濃い緑色で大きく成長をする。すぐき菜は、安土桃山時代に上賀茂神社に仕える社家の人が、賀茂川 ...
「信太」を注文すると/京の雑学
京都には多くの食べ物屋さんがある。そのなかで「信太」と注文すると、「はい」と言って注文を通してくれる店がある。その店は、うどん屋さんで、四角い油揚げが2枚載った「きつねうどん」が出てくるのである。「信太」とは安倍晴明に関係があり、清明の父、安倍保名が和泉 ...