綾小路通新町西入る(100mほどの所)に、現存する京町家では最大規模の「杉本家住宅」がある。杉本家住宅は京町屋の持つ雰囲気をよく残しており、「犬矢来」「虫籠窓」「紅殻格子」があり、建物は「表屋造り」の形式となっている。また杉本家は、祇園祭で「伯牙山」のお ...
2022年04月
長江家住宅/京の雑学
下京区仏光寺通新町西入にある菅大臣神社を新町通に出て北に進むと、船鉾で有名な地、新町通仏光寺上ルに呉服商を営んできた「長江家(袋屋)住宅」がある。駒札には、『長江家は代々呉服の卸を営んできた。屋敷地には、通りに面して二棟の主屋が建ち、その後方に離れ座敷と ...
秦家住宅/京の雑学
野口家住宅から油小路通を南に、四条通を超えて二筋目、油小路仏光寺下ルの太子山町に「秦家住宅」がある。秦家は近年まで漢方薬を扱っていた店で、その名残の「奇応丸」とかかれた看板や、「秦薬舗 奇応丸 太子山」と記されたガス灯が珍しい。駒札には、『秦家は、祇園祭 ...
野口家住宅/京の雑学
前に油小路通を歩いた時に見かけた「京町家」を何軒か紹介してみよう。まずは油小路通錦小路下るにある「野口家住宅」。野口家は「表屋造り」の形式で、通りに沿って、表から店、台所、座敷の3室を一列に配置した「通り庭」形式の規模が大きくなったもので、間口が二列に広 ...
京町家/京の雑学
「京町家」という言葉は、昭和50年代の民家ブームが起こった時に付けられたもので、それまでは「町屋」と呼ばれていた。町屋とは、商人が住む店舗兼住宅であり、通りに面して均等に建っている。太平洋戦争までは日本各地に町屋があったのだが、戦時中に米軍の都市爆撃で多 ...