舞妓さんになるには「仕込み」から始まる。仕込みとは義務教育を終えて置屋に住み込み、行儀作法、京ことば、舞の稽古などをみっちりと仕込まれる。10ケ月ほど修行を続け、やっと「見習い」となる。割れしのぶ(赤い鹿の子が前後に、真ん中に鹿の子止めのまん丸の髷、舞妓 ...
2022年02月
千利休と三千家/京の雑学
法華(日蓮)宗が教線を伸ばすのと時を同じくして、千利休によって茶の湯が完成をする。それは、京町衆や堺・博多の豪商たちの文化的なたしなみとして支持をされていたことも一因である。千利休は堺に生まれ、織田信長、豊臣秀吉の茶師匠を務め、茶の湯に詫び寂びの世界をも ...
知恩院の除夜の鐘/京の雑学
知恩院は、華頂山知恩教院大谷寺(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら)と号する、浄土宗総本山の寺院である。浄土宗を開いた法然上人は、平安末期から鎌倉初期を生きた僧で、ただただ南無阿弥陀仏と念仏を唱えれば極楽浄土にいけるといい、ひたすら念仏を唱えよと ...
苔に覆われた寺(苔寺)/京の雑学
奈良時代の天平3年(731)、聖徳太子の別荘跡に行基が開いたものと伝えられる。暦応2年(1339)に、足利尊氏が尊崇し夢窓疎石により中興され、西芳寺と名付けられる。庭園もその時に夢窓疎石により作庭され、渓谷の地に黄金池を掘り、池中に三つの島を築き、丘地に ...
洪隠山「西芳寺」/京の雑学
京都バス「苔寺・すず虫寺」から西芳寺川に沿って上流に少し歩くと、臨済宗天竜寺派の洪隠山西芳寺がある。西芳寺というよりも「苔寺」と云ったほうが良く知られた名であろう。随分昔の若い頃に、その苔を見に言ったという薄らとした記憶があるのだが、ただ苔の生えた庭だっ ...