蹴上は京都市営地下鉄東西線の駅であり、この前の道を抜けると、日ノ岡峠を越えて大津へと続く11Kmの街道である。蹴上の名の由来は、その昔,牛若丸が金売り吉次と共に、奥州藤原氏のもとに旅立つ際に粟田口を出ここに来た時に、平家の武者が通りかかり馬が泥水を蹴上げ ...
2021年11月
川向うの女「多佳女」/京の雑学
川向うの女「多佳女」とは、どういう女性なのだろうか。それには文豪、夏目漱石が深く関わっているのだが・・・徳川幕府が崩壊し混乱の続くなかで生まれたのが夏目漱石で、慶応3年1月5日(1867年2月9日)江戸牛込馬場下で生まれ、明治、大正を生きた大文豪である。 ...
宇治橋「三の間」/京の雑学
京阪電車宇治線の宇治駅からすぐに宇治橋がある。宇治橋は、大化2年(646)に架けられたという、日本でも古い橋だという。その謂われは、橋近くの橋寺放生院にある「宇治橋断碑」に刻まれているのだが、石碑には首部の三分の一しか見つかってなく、他は欠損しているのだ ...
男装の麗人「出雲阿国」/京の雑学
四条大橋を東に渡ると、左側に出雲阿国の像が立っている。阿国は元亀3年(1572)に出雲国に生まれ、出雲大社の巫女となり、勧進のために諸国を巡り「ねんぶつ踊り」や「ややこ踊り」を踊ったという。出雲阿国は安土桃山時代の芸人で、慶長8年(1603)に鴨川の河原 ...
木戸孝允旧邸跡と霊山/京の雑学
河原町通竹屋町東入ルに、石長本館松菊園という旅館がある。この辺り一帯が木戸孝允邸の跡であり、彼はこの地にて病没する。石長本館の北側、竹屋町に「お宿いしちょう」がある。ここにも【木戸孝允旧邸跡】の石碑が建っていて、この辺りもまた木戸邸の屋敷が建っていた所で ...