堺町御門を出て丸太町通を東へ歩くと、寺町丸太町西入ルに「横井小楠殉節地」という石碑が建っている。調度、京都御苑の東南の角で、丸太町通を挟み南側に位置する処にある。ここで横井小南が暗殺される。明治2年(1869)1月5日のことである。横井小楠は文化6年(1 ...
2021年10月
伊東甲子太郎遭難之地/殺伐とした幕末
京都駅からそれ程遠くない七条油小路に本光寺という寺がある。どこにでもあるような小さなお寺で、本光寺と聞いても何処にあるのか京都の人でも知らない人が多いのだが、伊東甲子太郎が斬殺された油小路の変があった場所といった方がよく知られている。慶応3年(1867) ...
近江屋事件(龍馬・慎太郎遭難之地)/殺伐とした幕末
龍馬が裏の土蔵から母屋の2階に移って2日目の、慶応3年11月15日の夕(午後5時頃)中岡慎太郎が龍馬のもとを訪ねてくる。龍馬と慎太郎が話していたところに、下横目の岡本健三郎もやって来て、三人で談笑をする。(下横目「しもよこめ」とは、土佐藩の下士で地域限定 ...
近江屋跡(龍馬・慎太郎遭難之地)/殺伐とした幕末
京一番の繁華街、四条河原町通の交差点から北に200mほど上った左側の、今は回転すしの店がある所に、小さな石碑が建っている。その石碑には「坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地」と刻まれており、ここが龍馬と慎太郎が暗殺された近江屋があった場所である。坂本龍馬と中岡慎 ...
古高俊太郎終焉之地/殺伐とした幕末
六角獄舎で斬首されたなかには池田屋騒動の端緒となった、枡屋・湯浅喜右衛門こと古高俊太郎もいた。古高俊太郎という名は、新選組を扱った映画や小説などで、池田屋騒動の場面になると必ず登場する人物である。この人物が新選組に捕えられたことが、池田屋騒動への端緒にな ...