一条通を堀川まで歩き、堀川一条から北に15分ほど歩くと、菅原道真ゆかりの水火天満宮がある。延暦寺の尊意僧正が、道真の怨霊を鎮める為の祈祷に宮中に向かう途中、鴨川が増水し水が溢れ進むことが出来なくなり鴨川に向かい念じると、川が割れ道ができ水位が下がり、そこ ...
2021年07月
天神信仰の北野神社/京のミステリー
大将軍八神社から北に歩くと北野天満宮である。祭神は菅原道真である。菅原道真は、宇多天皇や醍醐天皇の時代に、右大臣にまで昇りつめた人物だが、出る杭は打たれるの例えのように、右大臣の藤原時平の讒言にて、昌秦4年(901)に九州の大宰府に左遷され、その時に「東 ...
方除けの大将軍八神社/京のミステリー
平安京の都に遷都するにあたり、桓武天皇は陰陽道に叶った地を理想とし、四神相応の東に清流の流れ、西に白虎の大道、来たに玄武の丘陵、南に朱雀の窪地がある場所として山城の地を選び、平安京を建都したのである。また平安遷都と共に、鬼門封じを行い丑寅(うしとら:北東 ...
道具が妖怪に百鬼夜行/京のミステリー
今昔物語に鬼の行列に出くわしたという話があるのだが、これを百鬼夜行といって、平安貴族が恐れ、この日は夜の外出を避けたという。安倍清明も若かりし頃、この百鬼夜行に遭遇し、いち早く師に知らせたことにより認められ、陰陽道の術を伝授されたという。本来、鬼の姿は人 ...
陰陽師安倍清明/京のミステリー
一条戻橋から堀川通を北に少し歩くと、清明神社の鳥居が現れる。清明神社は安倍晴明を祀る神社だが、清明の出生は謎で、葛葉神社の白狐から生まれたといい、第61代の朱雀天皇から第66代の一条天皇までの六代の天皇に仕えたという。天文、陰陽道を使い吉凶・禍福を占い、 ...