四条通は、京都の市街を東西に走る通りで、東の突当たりが、祇園にある『八坂神社』、西の突当たりが、ここ嵐山の『松尾大社』である。松尾大社は、大宝元年(701)、秦都理(はたのとり)が秦氏の氏神として神殿を建立したのが始まりといわれ、その一族が長く社家を務め ...
2020年11月
大酒神社/京のかくれ名所
太秦広隆寺駅より東に5分ほど歩くと「大酒神社」がある。昔は広隆寺の境内にあって、太秦の豪族秦氏の総鎮守社であり、秦始皇帝・弓月王・秦酒公の三柱を祀る。蚕の社から京都バスが走る通りに出「一の井町」のバス停を南西に、東映太秦映画村を目指して歩いてゆく。「太秦 ...
弥勒菩薩半跏思惟像/京のかくれ名所
少しお休みを頂いておりました。広隆寺の続きから、京のかくれ名所を再開したいと思います。広隆寺には日本で第一号の国宝となった、弥勒菩薩半跏思惟像がある。この先が、国宝の第一号に指定され、教科書にも載っていて、誰ひとり知らない人はいない「弥勒菩薩半跏思惟像」 ...
広隆寺/京のかくれ名所
秦氏にまつわる寺として、まず思い浮かぶのが太秦にある「広隆寺」である。広隆寺は、太秦寺、太秦太子堂、葛野秦寺または秦公(はたきみ)寺などと呼ばれるが、そのある地名から、太秦広隆寺と呼ばれることが多い。広隆寺は推古天皇の三十年(622)に秦河勝が、聖徳太子 ...
嵐電「太秦広隆寺」/京のかくれ名所
嵐電「太秦広隆寺」の駅前に瀟洒な総門を構えるのが、聖徳太子の崩御をいたんで建立された広隆寺である。嵐電「蚕ノ社」から専用路線を通り、この「太秦広隆寺」で再び三条通に出る。太秦とういう名の由来は、『昔この辺りは渡来人秦(はた)氏一族が居住し、農耕・機織り・ ...