膏薬辻子は綾小路通から入ると、中程で右に折れたのちに、左に折れて四条通へと出る辻子となっている。今では民家は少なくその殆どが商いをする家となっているのだが、四条烏丸という近代的建物の中にぽつんと、この一角だけが古都京都にタイムスリップしたような場所となっ ...
2020年08月
膏薬辻子/京のかくれ名所
京の町は平安京造営の際に、中国・長安の都に倣い、碁盤の目に道路を通す「条坊制」がとられ、主要な道路を大路・小路と呼ばれていたのだが、今の京の町には「路地(ろうじ)」や「辻子・図子(ずし)」と呼ばれる小さな道路が存在をする。路地や辻子がどうして出来たのかと ...
登天石/京のかくれ名所
境内に道真の師である、延暦寺の法性坊尊意僧正が供養したとされる「登天石」がある。『延喜3年(903)菅原道真大宰府の地にて59年の生涯を閉じた。その死後、都では天変が相次ぎ人々は道真の怨霊のせいだと信じ込み、時の醍醐天皇は延暦寺の法性坊尊意僧正に、祈祷を ...
水火天満宮/京のかくれ名所
堀川一条から堀川通を北に15分ほど歩くと(バスでは「一条戻り橋・晴明神社前」から、9または12系統に乗り「天神公園前」(所要5分)で降りるとすぐ)、かってここにあった悲田院の鎮守社とされる、水火天満宮が鎮座する。祭神は菅原道真公である。水火天満宮は、菅原 ...
神泉苑の恵方社/京のかくれ名所
神泉苑には変わった神社があり、毎年、恵方の方角に向きを変える「恵方社」という社(やしろ)がある。恵方とは、陰陽道でその年の福徳を司る「歳徳神(としとくじん)」が在する方位であり、その年の十干によって在する方角が変わる。ちなみに今年(令和2年)は「西南西」 ...