2020年05月

鏡湖池を回り、金閣を後ろから見て先に進むと、少し小高い丘となる。ここまで来ると金閣は三層部しか見えなくなってしまう。これも金閣の一つの景色なのであろう。そしてその小高い丘の上には、安民沢という池が西園寺の頃からあった池らしく、その中の島には「白蛇の塚」と ...

鏡湖池を回り金閣の後ろを進むと、「銀河泉」「巌下水」「龍門の滝」が見えてくる。そこから振り返ると木々の間から金閣の姿を見ることが出来る。金閣を建てた足利義満は室町幕府三代将軍で、正平22年(1367)に11才でその位に就いている。時は南北朝、京の北朝、吉 ...

金閣寺が建立されたのが、応永3年(1397)のことで、この時代が室町幕府のとっては最も隆盛を誇った時代であった。武家文化と公家文化・禅宗文化が融合し、武士の強さと貴族的な美意識を競った文化が生成され、金閣のあった北山を中心にして栄えたことから、北山文化と ...

金閣寺の美しさに見とれ見過ごしなのが、鹿苑寺の方丈である。すぐ後ろを振り向けば見ることが出来るのだが、殆どの人は金閣を見るとそのまま先に進んでしまう。この建物も足利義満の頃ではなく、応仁の乱にて焼失してしまい、その後、延宝6年(1678)の江戸中期に再建 ...

金閣寺は足利義満によって、衣笠山の麓に造られた山荘、北山殿である。もとは藤原公経の西園寺が在ったところだったのだが、その子孫で西園寺公宗の時に足利3代義満が河内の所領と交換にその地を譲り受け、金閣を中心とした極楽浄土を具現した北山殿を造ったのが始まりであ ...

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