今出川御門を入ると左側に桂宮邸跡の木簡の碑が建つ門が見えてくる。このあたりに桂宮の屋敷があったのである。桂宮家は四親王家(四親王家とは、伏見宮・桂宮・有栖川宮・閑院宮をいう)の一つで、桃山時代106代正親町(おおぎまち)天皇の孫にあたる、智仁(としひと) ...
2020年03月
今出川御門|京都御苑
近衛邸跡からすぐに御苑の北側の門である「今出川御門」がる。門を出ると今出川通で、通りを挟んで同志社大学・女子大があり、そばに冷泉家が鳴らんでいる。京都御苑には9つの御門があるのだが、禁門の変では西側の門が主洗浄となり、北や東側では戦端が開かれていない。因 ...
近衛桜(糸桜)|京都御苑
近衛邸跡に枝垂桜の大木が多く植えられている。京都御苑の中で一番早く、3月中旬には咲き始め、桜の種類も多く4月にかけて桜の花を楽しむことが出来る。その中でも近衛池近くの桜は「近衛の糸桜」と呼ばれ、江戸時代から有名だったようである。謡曲「西行桜」に一説に、桜 ...
篤姫|京都御苑
幕末の嘉永6年(1853)10月に、近衛家に一人の姫君が訪れる。この姫君は、薩摩藩島津斉彬の養女・篤姫である。徳川13代将軍家定に嫁ぐためにであり、代々、徳川将軍の正室は宮家か五摂家から迎えるという慣わしがあり、近衛家の娘として嫁がせるという方策を講じた ...
近衛家邸跡|京都御苑
近衛家の屋敷は京都御苑の最も北にあり、今出川御門を入り右側の辺りにあったようである。五摂家筆頭の近衛家のの屋敷があった跡である。勿論今はその跡形を偲ぶ縁は何もないのだが、その跡地に建つ木簡の碑と近衛池の名を残す小さな池(近衛池)が残っているのみである。近 ...