2020年02月

諸大夫の間を過ぎると「新御車寄(しんみくるまよせ)」となる。ここは大正4年(1915)に、大正天皇即位の礼が行われるのに際し、馬車で乗り付けられるようにうと、新しい玄関として造られたものであり、牛車で入る元々の玄関を「御車寄(おくるまよせ)」と呼ぶのに対 ...

御車寄から続くのが諸大夫の間である。御車寄の南に位置し、正式な御用で参内した公家や将軍家の使者の控えの間である。ここは参内を許された者の身分に応じて、格式の高い順に「虎の間」「鶴の間」「桜の間」と、襖の絵に因んで右に行くほど格式が高くなっている。畳の縁の ...

清所門から御所の中に入る。清所門を入ると右側に進むように案内され、宜秋門まで南に歩くことになる。その間は、こんな景色を見ながら歩いてゆく。宜秋門が見えると「御車寄」である。御所の玄関で、儀式や天皇との対面などに参内した者を迎える所であり、公家や殿上人など ...

以前の一般公開や特別公開でのパンフレットで紹介された京都御所の説明文より、今回の通常公開で貰ったパンフレットに書かれた京都御所の説明文が、御所の成り立ちを良く表しているので、それを参照する。『京都御所は、明治維新まで天皇のお住まい(古くは内裏という)であ ...

御所の宜秋門から北に100メートルほどのところに「清所門」がある。清所門は瓦葺きの門で、御所の勝手口として使われていたことから「御台所御門」とも呼ばれていた。御所が通常公開になる前から、この門には皇宮警察のお巡りさんが常駐していた。御所が予約の必要もなく ...

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