2018年11月

京都駅から206系統のバスに乗り「千本上立売」で降りると、千本通の東側に面して立つ「石像寺(しゃくぞうじ)」がある。石像寺よりも「釘抜地蔵」の名で知られている寺である。 家隆山光明遍照院石像寺(かりゅうざん こうみょうへんじょういん しゃくぞうじ)と ...

西岸寺の地蔵堂には、油懸地蔵と呼ばれる石仏の地蔵尊が安置されている。 鎌倉時代の作といわれ、銘文が刻まれているようだが、長年、油が掛けられ2cmも厚く積もり、調べることが出来ない。 黒光りする顔もはっきりとはしないのだが、微笑むような優しいお顔が ...

境内には「我衣に ふしみの桃の 雫せよ」と自然石に刻まれた句碑がある。 これは、貞享2年(1685)に西岸寺第三世住職・任口(宝誉)上人を訪ねた芭蕉が、出会いの喜びを、上人の高徳を当時の伏見の名物であった桃に事寄せて詠んだものである。 「野ざらし ...

京都市下油掛町には「西岸寺」という、浄土宗の寺があり、通称「油懸地蔵」と呼ばれ信仰を集めている。 油懸山地蔵尊西岸寺といい、本尊は地蔵尊で、伏見天皇・正親町天皇の御信仰篤く、正応3年(1290)不思議の霊験ありしにより、 文保元年(1317)伏見 ...

瀧尾神社の拝殿の天井には、江戸時代後期の京彫物師として名高かった九山家の九山新太郎が手掛けたという、全長8mにも及ぶ木彫りの竜がある。 彫物師の九山家は、禁門の変で焼失した大船鉾の再現の際に、船首の龍頭は瀧尾神社の天井の竜を参考にしたという。 巨 ...

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