壬生寺の正門を入るとすぐの右手に阿弥陀堂があり、その後の池に浮かぶ小さな島が、壬生塚と呼ばれるところである。 ここには新選組隊士11名の墓所があり、近藤勇の胸像、遺髪搭などとあわせ、三橋美智也が歌った新選組の歌碑も建っている。 「賀茂の河原に千鳥が騒 ...
2018年10月
壬生寺-みやこの迷所-
京都駅から26系統の山越に向かうバスに乗り、烏丸通を北へ、四条烏丸で西に折れ、四条大宮を過ぎて一つ目の壬生寺道で降りると壬生である。 この壬生の地は幕末の新選組発祥の地であり、その威光が残っているところでもある。 壬生寺道のバス停から細い通りを南へ歩 ...
六道珍皇寺「冥界につながる井戸」-みやこの迷所-
この世とあの世の境目に建つという「六道珍皇寺」ここに小野篁が冥界に行くために使っていた井戸がある。 謡曲の熊野(ゆや)には、遊女の熊野が母の病を気にしながら、平宗盛と清水寺へと花見に出かけるくだりがあり、 八条高倉の宗盛の屋敷から松原橋を渡り、清 ...
六道珍皇寺「迎え鐘」-みやこの迷所-
8月7日から10日の間に、先祖の霊を迎える六道詣りで賑わうのだが、その時に鳴らされるのが、六道珍皇寺にある「迎え鐘」である。 この鐘は一般の鐘のように突くのではなく、引くことによって鐘を鳴らすのである。 鐘楼の中に入っていてその姿は外からは見ることが ...
六道珍皇寺「閻魔堂」-みやこの迷所-
境内には閻魔・篁堂があり、閻魔大王像と小野篁像が安置される。 説明板によると 『堂宇には右手に笏(しゃく)を持った等身大の衣冠装束姿の小野篁立像(江戸時代)と善童子や獄卒鬼王 さらにはその傍には、閻魔大王坐像(小野篁作)を安置するとともに弘法大 ...