太秦の駅から南に、住宅地のなかに突然に石室が露出した古墳に出会う。 この古墳は「蛇塚古墳」と呼ばれるが、住宅地のなかにあり、 またそこに至る案内もないので少し分かりにくいのだが、奈良県明日香の石舞台古墳にも匹敵するものだと云われている。 蛇塚古 ...
2018年05月
広隆寺(太秦三条通)-千年の都に潜む謎-
嵐電嵐山本線の「太秦広隆寺」で降りると目の前に「広隆寺」がある。 広隆寺の門前は三条通で、電車やバス・車がひっきりなしに通り途切れることがない。 広隆寺は、太秦寺、太秦太子堂、葛野秦寺または秦公(はたきみ)寺などと呼ばれるが、そのある地名から、太秦広 ...
太秦(右京区)-千年の都に潜む謎-
少し留守にしていました。 千年の都のミステリを再会し、今回からは「太秦のミステリー」を訪ねることとする。 「太秦」と書いて「うずまさ」と読むのだが、知らない人はこれを「うずまさ」と読むことは難しい。 太秦の地は、渡来系豪族の秦氏(はたし)が本拠 ...
千本鳥居(伏見区深草)-千年の都に潜む謎-
稲荷信仰は、稲の実をもたらす神として、五穀豊穣や商売繁盛に御利益があるとされる。 「枕草子」には初午の日に、清少納言が稲荷山のお山巡りに参ったことが綴られており、 また太閤秀吉が母の病気回復の祈願が成就したことに対し、楼門を寄進したこと、 また ...
伏見稲荷大社(伏見区深草)-千年の都に潜む謎-
伏見稲荷が東山の麓というと、少し違和感があるかも知れないが、ここもまた東山連峰に続く、お山なのである。 伏見稲荷大社は、全国で3万をかぞえる稲荷社の総本山であり、五穀豊穣、商売繁盛の神として参詣者が絶えることがない。 創建は古く、和銅4年(711 ...