千年の都に潜む謎も、「七条通」に入る。 京都駅を北に出ると市バスのタミナルがあり、その前の通りが「塩小路通」で、その一筋北にあるのが、「七条通」である。 この通りは「しちじょう」と呼ぶのが本筋だが、京雀は「ひちじょう」や「ひっちょう」と呼んでいる ...
2018年02月
島原(西新屋町)-千年の都に潜む謎-
六条通から花屋町通に、堀川通を越えて西に歩くと、我が国最初の官許の花街「島原」がある。 島原は江戸以来、公の花街であり、東の吉原、西の島原といわれた位、格式の高い遊郭であった。 明治維新後に出来た、いわゆる新地と呼ばれる遊郭とは天と地ほども違い、 ...
長曾我部盛親(富小路通六条上る)-千年の都に潜む謎-
連光寺の境内には、関ヶ原の合戦や大坂夏の陣で活躍した武将、長曽我部盛親(ちょうそかべもりちか)の墓がある。 長曽我部盛親は、土佐の国(今の高知県)を治めた長曽我部家の22代目の当主である。 その父である元親が土佐を平定し、阿波や伊予を攻め取り四国 ...
駒止め地蔵(富小路通六条上る)-千年の都に潜む謎-
蓮光寺には、また六条河原のあまたの凄惨な歴史を見守ってきた地蔵尊が祀られている。 この地蔵尊は、平安時代の初期に弘法大師(空海)が刻んだもとといい、 六条河原で処刑された人々の霊を鎮める為に、河原に祀られていたのだが、鴨川の氾濫で何時しか埋もれて ...
蓮光寺(富小路通六条上る)-千年の都に潜む謎-
六条河原から西の富小路通六条上るに「蓮光寺」という、浄土宗の寺がある。 平安時代の承安5年(1175)頃に創建されたというが定かではない。 室町時代の延徳4年(1492)に、天台宗の真盛上人が新町通松原に、一宇を建てたのが始りだという。 後に、 ...