2017年10月

京の町に三千家のほかにも茶の湯の一派がある。 油小路通から二筋東の西洞院通に入り、正面通下ルにあるのが「薮内(やぶのうち)家」である。 薮内家は400年13代渡り、茶の道を今に伝える家柄である。 初代の薮内剣仲は、兄弟子の千利休や古田織部などと ...

新町通の辻から、武者小路通終りの小川通との間に、もうひとつ千利休の流れを汲む、茶の湯の流派がある。 その昔、今出川通から白峯神社を右にみて、小川通を南に、小川小学校に沿って西の道を、武者小路通の角を左に折れここを訪ねたことがあった。 そこには、千宗旦 ...

不審庵から小川通を北に少し歩くと、裏千家の「今日庵」がある。 もともとは、千家本流の不審庵の裏にあったことから、「裏千家」と呼ばれるようになったという。 なんとも、表や裏やら茶の湯の世界はよく分からない世界ではある。 表と裏、茶道の心はどう違う ...

千利休が開いた茶の湯が三つの流派に分かれるのだが、その本流を継ぐのが「表千家」である。 表千家は千利休の茶の湯を継ぐ本流であり、その象徴である「不審庵」を守り継いでいる。 「不審庵」の名は、「不審花開今日春(いぶかし はなひらく こんにちのはる)」 ...

千利休に始まる茶の湯にも対がある。対というよりも、「表と裏」と言った方が分かりやすい。 堀川通の糸筋東の小川通に面して、表と裏の家元邸が並んで建っている。 法華(日蓮)宗が教線をのばすのと時を同じくして、千利休(宗易)によって茶の湯が完成をする。 ...

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