東大路通の「東山安井」でバスを降り、八坂の塔へと続く八坂道を登ると、日本最初の庚申信仰となった『八坂庚申堂』がある。 八坂庚申堂は、大黒山金剛寺庚申堂と号し、大阪四天王寺の庚申堂、東京入谷の庚申堂(現存せず)と並び日本三庚申の一つで、 御本尊青面 ...
2016年10月
庚申とは
庚申とは干支(えと) の組み合わせを云い、庚(かのえ)申(さる)の日を意味する。 その日は三尸(さんし)の虫が騒ぎだし、人間の寿命を縮めるといい、庚申待をして夜をあかす。 そんな庚申信仰に関わる、京の三庚申を紹介しよう。 干支は、十干(じっかん) ...
山科地蔵「徳林庵」
JR山科からは京阪京津線の踏切りをこえて南に、三条街道と交差する所でRACT山科を右にみて左に、旧東海道を東に10分ほど歩くと、六番札所の山科地蔵「徳林庵」に着く。 山科地蔵(または、四ノ宮地蔵)は、旧東海道沿いに建ち、保元2年(1157)に、後白 ...
深泥池地蔵
5番札所の上善寺の地蔵尊が、深泥池のほとりに祀られていたものが、ここに移ったとあったが、その地蔵尊が祀られていたのが「深泥池地蔵」である。 深泥池の西側の狭い道が、切通と呼ばれ幡枝へと続く鞍馬街道だが、この街道の口に建つのが「深泥池地蔵」 この地蔵尊 ...
鞍馬口地蔵「上善寺」
六地蔵めぐりの5番札所が、若狭街道に祀られる、鞍馬口地蔵「上善寺」である。 上善寺は、地下鉄「鞍馬口」から東に歩いて5分の所にあり、寺町通が鞍馬口通に突き当たる寺町頭に位置している。 寺町通が鞍馬口通にあたると築地塀がみえるが、ここが上善寺である ...