2016年09月

幡枝の切通しを下りきると、圓通寺である。 圓通寺は、岩倉の鞍馬街道へと抜ける道の端にある。 この寺は、後水尾上皇の「幡枝離宮」があった所で、圓通寺の入口の左の石碑には、「幡枝離宮」の文字が刻まれている。 後に、尼寺となり、今は本堂・客殿・庫裏など ...

洛中から鞍馬山へと向かうには、鞍馬口を出て北に、出雲路橋を渡り、糺の森を横に見て、深泥池の西を幡枝へと抜ける「幡枝の切通し」を通ることになる。 貴舩神社を過ぎると鞍馬街道は10%の上り勾配となり、坂の頂上を越えると25%の下り勾配となる。 この急坂 ...

貴舩神社の中にもう一つ神社があり、その名を「秋葉神社」という。 この神社は「すぐき」に関わる神社としてその名を知られる。秋葉神社の縁起によれば、 『昔みぞろが池は、七つ森七軒村と云われ一番森を消し山と称し、火伏の秋葉神社が1200年前から祭られてい ...

深泥池地蔵から、鞍馬街道を北に歩くと、貴舩神社がある。 この上に神社は鎮座するのだが、神社の名は「貴舩神社」と書く。 「きぶね(きふね)」といえば、叡山電鉄鞍馬線の貴船口にある「貴船神社」が良く知られているのだが、 鞍馬には、まだここからは随分と ...

深泥池の西側の狭い道が、切通と呼ばれ幡枝へと続く鞍馬街道だが、この街道の口に建つのが「深泥池地蔵」 この地蔵尊は、元、六地蔵巡りの一つであったのだが、明治の廃仏毀釈により追放され、今は寺町頭の上善寺に鞍馬地蔵として祀られている。いまここにある地蔵尊は二 ...

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