蹴上の浄水場から南禅寺へと向かうには、琵琶湖疏水(インクライン)をくぐるのが近道であり、そこに造られたのが「ねじりまんぽ」と呼ばれるトンネルである。 「ねじりまんぽ」とは、琵琶湖疏水を設計した田辺朔郎が、蹴上のインクラインを造った時に、 その途中か ...
2015年07月
蹴上発電所と浄水場
蹴上には琵琶湖疏水と共に、日本の近代化に貢献したものが残る。蹴上発電所と蹴上浄水場である。 蹴上発電所は琵琶湖疏水の建設と共に造られたもので、明治24年(1891)6月に、2台の発電機で運転を始め、 この電力により日本初の市電が、明治28年(189 ...
蹴上とインクライン
仏光寺から、旧東海道をそのまま東に歩こうかと思ったのだが、道がよく分からず、ここから三条通に出て、蹴上へと向かった。 蹴上は京都市営地下鉄東西線の駅であり、この前の道を抜けると、日ノ岡峠を越えて大津へと続く11Kmの街道である。 蹴上の名の由来は、 ...
三条小鍛冶宗近之古跡
仏光寺本廟のなかには「三条小鍛冶宗近之古跡」の石碑が建つ。 三条小鍛冶とは、平安時代の刀工である三条宗近が、刀剣を鋳造するときに用いた井戸水が仏光寺にあったと云われ、ここにその石碑が建っている。 駒札によれば、 『宗近は平安中期の刀匠で姓は橘、信 ...
仏光寺(本廟)
良恩寺から旧東海道を東に「仏光寺(本廟)」がある。 仏光寺と聞いて、随分昔に、下京区高倉通仏光寺下ル新開町にある、同じ真宗仏光寺派で ここも確か「仏光寺」であったことを思い出したのだが、こちらは「本山 仏光寺」となっていた。 建暦2年(1212) ...