2014年10月

中筋通から再び元誓願寺通へと戻り、黒門通(堀川通から西に三筋目)を東に入る今町にあるのが「興徳寺」である。 浄土宗本願寺派の寺院で、駒札もなくその由来は分からないのだが、元誓願寺通に面した山門を中に入ると、その先は非公開の寺院である。 その先の門 ...

愛染工房と同じ中筋通にあるのだが、住居表示は、今出川智恵光院下る一筋目東入るとなっている「岡慶」がある。 大正9年(1919)に、主家である「雁半商店」より暖簾わけを許され、岡本慶三商店を設立する。 その岡と慶をとって「岡慶」と名付け、以来90余年 ...

元誓願寺通の一つ北になる、中筋通大宮西入ルにあるのが「愛染工房」である。藍染めの「藍」を「愛」に変えた、草木染めの工房である。 大正6年に、初代宇津木氏が西陣の帯屋を始め、2代目が帯屋とともに藍染めを始めるのだが、 この頃の昭和24年に文豪・谷崎潤 ...

織物に係わる店が並ぶ通りを智恵光院通まで来て、そこを越えると赤い格子がよく目立つ「箔屋野口」の店がある。 箔屋とは、金箔(金箔とは、金を紙のように薄く打ち延ばしたもの)を使って、西陣織の帯地に織り込まれる金箔・銀箔を貼り付ける職のことである。西 ...

元誓願寺通を七本松通から東に歩くと、千本通となる。この通りを越えると、西陣織に関わる店が点在する。 梵という暖簾の掛かった店、BONという文字がなければ梵(ぼん)と読めない暖簾である。 元誓願寺通千本東入にある「時代裂屋梵」という店。アンティーク着 ...

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