2014年05月

また浴室の隣には、栄西禅師の母親にまつわる「楽神廟」がある。 駒札によれば、 『楽神廟は建仁寺開山栄西禅師の母親が岡山吉備津神社の末社である楽の社にお参りされ、 夢に明星を見て禅師を胎内に授かられたという因縁により建仁寺境内に御祀りされています。 ...

ここからは建仁寺の境内にある栄西にゆかりのあるものを見てみようと思う。まずは開山堂の前に立つ「栄西禅師茶碑」の石碑。 栄西禅師は二度に亘り中国の宋に渡っている。 その折に、お茶の種を持ち帰り、お茶の栽培と喫茶の風習を世に伝えた人物でもあり、日本の茶 ...

建仁寺が有する文化財のなかでも、最も有名なものが、俵屋宗達の筆になる「風神・雷神」の図である。 方丈は、室町時代に足利尊氏が建てた安芸国の安国寺の方丈を、慶長4年(1599)安国寺恵瓊(えけい)が移したものだという。 杮葺の屋根で、棟高く室町末期に ...

宮川町と祇園の花街に挟まれた、いかにも京都の寺というのが「建仁寺」。栄西禅師が開基として、京都で最初に開いた禅寺である。 14の塔頭が回りにある中、勅使門・三門・法堂・方丈が一直線に並び、いかにも禅寺らしいたたずまいである。 勅使門 寺の南側にあたる ...

大和大路通を挟み、恵美須神社の斜め向いにあるのが「摩利支尊天堂」である。 禅居庵の境内にあるのだが、禅居庵は非公開なのだが、摩利支天尊堂は自由に拝観することが出来るのである。 入口は大和大路通と八坂通とにあり、どちらからでも境内に入ることが出来 ...

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