宇治茶の里を巡るぶらり歩きも、再びJR宇治の駅に戻ってきたのだが、この駅を中心として、かつて宇治七茗園といわれる茶畑が点在をしていたのである。 宇治七茗園とは、「森、祝、宇文字、川下、奥の山、朝日に続く琵琶とこそ知れ」と和歌に詠まれたように、 室町 ...
2014年03月
山宣のこと(京都新聞梵語の記事から)
先日、京都新聞朝刊(2014年3月15日)の梵語に、山宣(山本宣旨:京都生まれの政治家)についてのことが書かれていたので、それを抜粋してみる。 『堂々と、だが何とも温かみのある石碑に、春の雪が降る。 これは宇治にある山宣の墓碑のことではなく、長野県 ...
宇治十帖(十)「夢の浮橋」
宇治十帖といえば、すぐに浮ぶ景色は宇治川である。宇治川を抜きにして、宇治十帖の物語を語ることは出来ないのである。 その宇治川に架かり、宇治の歴史を見続けてきた宇治橋の西畔に、源氏物語の最終章である五十四帖(宇治十帖では第十帖)である「夢浮橋の古蹟」があ ...
宇治十帖(一)「橋姫」
宇治十帖は「橋姫」から始まり、「夢の浮橋」で終わるのだが、ここからは、その二つの古蹟をを訪ねてみよう。 「その頃、世に数まへられ給はぬふる宮おはしけり」 と宇治十帖の幕があく、巻45帖(宇治十帖では第一帖)の「橋姫」。 ここ橋姫神社は「橋姫の古蹟」 ...
縣神社
奥の山園から宇治の町に下りてくると、あがた通に面した所に「県神社」がみえてくる。 木花開耶姫を祭神に、もとは平等院の鎮守社であった。 また毎年6月5日の深夜から翌暁にかけて、燈火を消した暗闇の中で、梵天神輿の渡御があり「暗闇の奇祭」として各地から参 ...