2013年03月

平等院の正門を入ってすぐにある観音堂も、兵火にかからず残っている建物である。 駒札によると、 『均整のとれた姿は鎌倉初・中期の特徴をよくあらわしている。当初は中央に須弥壇を置く程度であったと見られ、道場的空間にふさわしい簡素な建物である。』    ...

平等院といえば鳳凰堂だが、鳳凰堂は2012年9月3日から修理に入り、中堂や翼廊の瓦の葺き替えや、朱色の柱や金色の鳳凰像などの塗り直しが行われ、2014年3月末までは、その外観を見ることが出来ない。 その間は、600円の拝観料が300円となる。 平等 ...

最勝院の境内にはもう一つ、どこにでもありそうな石の灯籠があるのだが、これが鎌倉時代に造られたといい、ほぼ完全な形で今に残っている。 駒札によると、 『鎌倉時代・十三世紀になり、総高2.5m、台座幅0.9mの石灯籠は、灯火器を仏教の伝来につれて発展さ ...

最勝院の境内には、源三位入道源頼政の墓といわれる宝篋印塔がある。 その駒札によると、『源頼政は保元・平治の乱で武勲を挙げ、平清盛の奏請により、源氏として初めて従三位に叙せられました。歌人としても名高く、勅撰集に優れた和歌を多く残しています。治承 ...

平等院を管理するもう一つの寺院が「最勝院」である。 先の浄土宗である「浄土院」と、この天台宗の「最勝院」と二つの宗派で平等院を管理しているのである。 最勝院は、承応3年(1654)に勝仙院の澄栄師が開祖とされている。 最勝院は鳳凰堂の北側 ...

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