正伝寺方丈の広縁に座ると、目の前には比叡山を借景とした、獅子の児渡しの庭がある。 獅子の児渡しの庭は、江戸初期に小堀遠州によって作庭されたものだと言われ、白砂に一つの石も用いず、サツキの刈り込みで右から7・5・3と配した枯山水の庭である。 遠景に比 ...
2012年12月
正伝寺
吉祥山正伝護国禅寺といい、臨済宗南禅寺派の寺院である。鎌倉時代の禅僧、東巌慧安(とうがんえあん)禅師の創建になり、 弘安5年(1282)に加茂の祠官、森経久が荘園を寄贈して、堂塔伽藍を造営したと伝えられる。 五山送り火の一つ「舟形」がある船山の山腹に ...
正伝寺への道
大将軍神社から北西にある「正伝寺」へと向う。正伝寺は、「神光院前」のバス停から西に15分ほど歩いたところにある。 大将軍神社を西に出て途中、鎮守庵公園があるが、ここで正伝寺への道が分からなくなり、少し行きつ戻りつしたのだが、やっとこの「正傳寺道 ...
世代受け継ぎの木
大将軍神社の境内には、朱色の玉垣に囲まれたところが三つある。 この玉垣に囲まれた所は、この社の大木が子孫を残そうと土の中に種を残し、年を経て再び樹木を表したものだそうである。 その駒札によると、 『当社の境内に朱色の玉垣で囲んだ場所が三箇所あり ...
西賀茂大将軍神社
神光神社から南西に200mほそ歩くと「大将軍社」の石碑が建つ。この石碑がある四つ角を南に行くと、大将軍神社である。 大将軍神社は、桓武天皇が平安京の造営にあたり、王城鎮護のため、平安京の四隅に造ったという「大将軍社」の一つと言われているが、その確証 ...