西ノ京円町から付かず離れずに横を流れている川が「紙屋川」である。北野天満宮のここ辺りでは紙屋川というが、この先の下流では天神川と呼ぶ。 円町あたりでは町中を流れるごく普通の川なのだが、この天満宮あたりになると、そんなに坂を登ったという感じはしないの ...
2011年10月
北門の二つの顕彰碑
天満宮の「裏の社」を礼拝すると、その北にあるのが北門である。 北野天満宮の裏(北側)にあたる門であり、こちらから出入りする人は梅の季節でも少ないのだが、 ただ桜の咲く頃には天満宮に詣で、この北門から桜の名所である平野神社へと抜ける人が多くなるのだ ...
裏の社
拝殿より道真公(天神様)に参拝をし、本殿の裏にまわると、裏の社と呼ばれる「御后三柱(おんこうのみはしら)」を祀る御神座がある。 神社はふつう、というか神社の前面から参拝するのが通常えある。 ところが北野天満宮では、本殿の道真公と背中合わせに祀られ ...
北野天満宮の拝殿と本殿
中門を入ると正面に拝殿、その後ろに本殿があり、菅原道真公をお祀りしている。 慶長12年(1607)に豊臣秀頼の寄進によるもので、七間三間で、正面に千鳥破風と唐破風があり、七間の向拝がつく。 その蟇 股(かえるまた) にはいろいろの美しい彫刻が取り付け ...
星欠け門
楼門を入り左に絵馬所をみて、その前を北に進むと、三光門とも呼ばれる「中門」がある。 中門は、桧皮葺・四脚の唐門で桃山時代の建立になり、正面に掛かる「天満宮」の額は、後西天皇の筆になるものである。 また中央冠木(かぶき: 門や鳥居などで、左右の柱の ...