花園の駅を北側に出て、新丸太町通を西に200mほど歩くと、法金剛院である。 先日の京都新聞には、寺院の蓮の花が見ごろを向かえたという記事があり、ここを訪ねてからもう2ケ月もたったのだということを実感したのだが、再び花園・御室巡りを始めよう。 寺院 ...
2010年07月
応仁の乱以前に始まった「四条傘鉾」
祇園祭も7月31日の疫神社夏越祭まであともう少しの期間となった。今回の宵山の山鉾を訪ねるぶらり歩きも、この「四条傘鉾」で於えることとするが、来年はもう少し計画的に廻り、32基の山と鉾をゆっくりと見て廻ろうと思っている。 歴史は古く、始まりは応仁の乱 ...
中国史話、二十四孝の故事に因む「郭巨山」
月鉾から新町上ルにある、放下鉾を横に見て、四条通新町西入に「郭巨山」がある。 中国史話「二十四孝」のひとつ、郭巨が金の斧を掘り当て、母親に孝行を尽くしたという故事に題を取る。ちまきには金運招福の小判が付く。欄縁下の乳隠しと日覆障子の屋根が特長。 ...
動く美術館の「月鉾」
函谷鉾から、室町上ルにある「菊水鉾」と下ルにある「鶏鉾」をちらっと眺め、四条通室町西入にある「月鉾」を見る。烏丸から御池までの四条通の北側の歩道を歩いたために「月鉾」は車道越しの見物となる。 動く美術館とも称され、重量、高さともに全山鉾一。いざなぎ ...
鶏鉾と菊水鉾と放下鉾
長刀鉾、函谷鉾まで見物すると、もうここでは、京の蒸し暑さに負けてしまい、一刻も早く冷たいビールをと考えており、この三つの鉾は右と左に流してしまったのである。 鶏が巣を作るという「鶏鉾」である。 尭の時代、訴訟に用いる太鼓は苔むし、鶏が巣を作るほど ...