東福寺と聞いてすぐに浮かぶのが『通天橋』、ここから眺める紅葉は絶景であるという。 残念ながら秋のこの時期の紅葉に映える洗玉澗は見たことがないのである。 本堂から北に張り出している長廊の下を歩いてゆくと、通天橋である。通天橋を越えて、開山堂や ...
2009年06月
東福寺「経蔵」と「鐘楼」
禅堂の北側にある『経蔵』旧い雰囲気を残す瀟洒な建物である。 開山の円爾弁円(聖一国師)は、仁治2年(1241)宋から帰朝の際一千余の典籍を持ち帰り、我が国文教の興隆に多大な貢献をなした。 それらの経典が納められていたという『経蔵』である。江戸時 ...
東福寺「禅堂」
東福寺本堂の西側に『禅堂』がある。室町時代、貞和3年(1347)再建の唐様建築である。 禅堂は、禅宗の叢林で、 (そうりん:僧が宿し修学する禅宗の寺) 選佛場とも称し、座禅を通じて自己究明と自己の心の佛を撰ぶ場所である。 僧侶になるための修行 ...
東福寺伽藍「本堂」
洗玉澗の渓流に架かる「臥雲橋」を渡ると、東福寺はもうすぐである。 臥雲橋を渡ると左手に東福寺の諸道が見えてきて、少し歩くと『日下門』がある。 東福寺の境内には、この門より入る。先の「月華門(月下門)」が洗玉澗の南側の開運堂に続く門であるのに対し ...
臥雲橋
東福寺には、三ノ橋川が流れる、洗玉澗という渓流に、三つの橋が架かっている。 東福寺の駅から歩いてきて、最初に出会う橋が『臥雲橋』である。 その三つの橋は、いずれも屋根付きの橋であり、この臥雲橋とあとは、通天橋、偃月橋であるが、これらの橋は後ほど紹 ...