2009年06月

東山三十六峰、静かに眠る丑三つ時。にわかに起こる剣戟の響き・・・・・ 東山に来るとこの語り口が思い起こされるのだが、東山「慧日山」の麓にそびえる東福寺の「三門」である。 明治30年(1897)12月28日に国宝に指定された東福寺の三門、寺域への ...

五社成就宮の南側には、禅堂伽藍で現存する日本最古の浴室がある。 この浴室は現在で云う所の「サウナ風呂」である。 当時、水は貴重で数百人の僧侶が沐浴にお湯を使用すると膨大な量になり、またその水を沸かす薪も東山三十六峰の山々の木々が無くなってしまう ...

偃月橋から再び東福寺の境内に戻り。本堂を右に見て東に歩くと、五つの鳥居をくぐる『五社成就宮』に出会う。 五社成就宮は、石清水八幡宮、加茂神社、稲荷大社、春日大社、日吉大社の五社を祀るので、五社明神宮とも云う。   東福寺の鎮守社であり、もとは摂 ...

東福寺庫裏の前を東に入り、少し奥まった所にあるのが『偃月橋』、その橋を渡ると『龍吟庵』と『即宗院』がある。 偃月橋(えんげつきょう)は、本坊より塔頭、龍吟庵と即宗院に至る洗玉澗の峡谷に架かる木造橋廊で、長さ十一間(20m)、幅一間(1.8m)で、 ...

本堂から通天橋に続く長廊を横切ると、正面に庫裏がみえ左手に方丈がある。 明治14年(1881)に火災で焼失し、明治42年(1909)に再建された庫裏は、昭憲皇太后の恩賜建築で (明治天皇の皇后から賜った建物) 切妻を正面とする禅宗寺院の典型的な ...

↑このページのトップヘ