京都駅から、市バスのB1乗り場から9系統の「西賀茂車庫」行きのバスに乗り、堀川通を北に43分走り、終点の一つ手前の「神光院前」でバスを降りる。
神光院前のバス停から、南にすぐの所に「神光院」がある。

02弘法大師mid
神光院は東寺と仁和寺と並んで「西賀茂の弘法さん」と呼ばれる、京の三大弘法として有名な寺である。
弘法大師(空海)が、きゅうりに疫病を封じたことから、毎年7月には「きゅうり封じ」が行われている。
東寺や仁和寺と比べて訪れる人も少なく、境内は静かで、幕末の女流歌人、大田垣蓮月も晩年をここで過ごしている。
また境内には、弘法大師が四国で修業をした時の姿の像が建っている。

01山門mid
神社の駒札によると、
『放光山(ほうこうざん)と号する真言宗の寺である。
寺伝によれば、建保5年(1217)に上賀茂神社の神主、賀茂能久(よしひさ)が、「霊光の照らした地に一宇を建立せよ」との神託を受け、当寺を創建したと伝えられている。
寺名はこの由緒に因み、神光院と名づけられた。
以後、密教の道場として栄えたが、天保年間(1830~43)に災火により堂宇を焼失した。明治11年(1878)、和田月心により再興され、以後書院等が整備され、現在に至っている。
本堂に安置する弘法大師像は、大師が自ら刻んだものと伝え、「厄除大師」の名で知られている。
寺宝としては、仏眼曼荼羅図(ぶつげんまんだらず:重要文化財)などの貴重な文化財を蔵している。
また、境内の茶室は、幕末の歌人大田垣蓮月尼が晩年隠棲していたところとして知られている。』
                            出典:【神光院の駒札】より

神光院(京都市北区西賀茂神光院町)
京都駅から、
▼B1乗り場から9系統で『神光院前』下車(所要43分)
「神光院前」からすぐ