保元の乱で源義朝が敗れた後に、頼朝や牛若(義経)らの子供は、それぞれに配流の身となるのだが、ここでは京にゆかりの牛若について綴ってみることにしよう。
牛若丸にまつわる伝説地は京の各所に残っており、そのなかでも良く知られているのが鞍馬山なのだが、まだここを訪ねたことがなく、ここでは於くことにし、今回はその名も「牛若」と名の付くバス停で降りることにする。
しかしこの「牛若」には、京都駅から直接に行けるバスはなく、東山三条から祇園で四条通に入り、四条通を西に、四条大宮から千本通を北に真っ直ぐに上がり、千本北大路を越えて、今宮神社の前を通り、上賀茂神社へと走る「46」系統のバスでしか行くことが出来ないのである。
何処で乗ろうかと思ったが、「祇園」のバス停から乗ることにし、「祇園」からバスに揺られること42分で「牛若」に着く。
これがバス停の名で、辺りを牛若町といい、これからしても、ここが牛若伝説の地だということを実感させてくれる。
もともと今宮神社の周辺は、源義朝の別荘地があり、ここで常盤御前が牛若を産んだとされ、その為に牛若誕生に関するものが、この辺りに集中しているのである。
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